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第10回 赤ちゃんと子どもの死を考えるセミナー2012 vol1
本日は、崇仁への思いと、私の心の支えとなった考え方を中心に、話を進めていこうと思います。それでは、宜しくお願いします。
講演をお受けするに当たって、崇仁が生まれてきてからのことを、改めてじっくり振り返りました。
そうすると、このように思えたのです。崇仁が生まれてから、「いろんなことに挑戦をするようになったな~」「意識して一所懸命生きるようになったな~」、これは、崇仁がこの世を去り、6年経った今も変わっていません。
そして自分に問うてみたのです。一言でいうとどんな感情があるのだろうかと するとでてきたのは、「幸せであった」。「楽しかったな」という感情だったのです。
どうして、自分が、幸せだと感じ、そして、楽しかったと思えるのだろうかと。そしたら、その原点は、次のように願ったからではないかと思えたのです。
崇仁誕生後の私の願いです。
たとえ、崇仁の人生が短くても、人生を終える瞬間に崇仁自ら感じて欲しい願いです。
それは、「幸せやったな」「楽しかったな」と感じて欲しいと。
この思いを叶える一心で歩んできました。
そして、その、原動力となったのが、転職したばかりの私に、研修をしてくださった吉村秀雄先生との出逢いです。それまでの人生では気づかなかったことに、気づかせてくれ、その気づきを崇仁の子育てにも取り入れ、実践してきました。その出逢いがなければ、今の自分はなかったと思います。
そこで、教えられたことが、仕事に対する心構えのみならず、人としてどう生きるかといった、思考の原点となっています。
この教えの中から、「崇仁を幸せにするために」3つの決心をしました。
一つ目は、「崇仁を幸せにする為に、自分も幸せになる」こと。崇仁に楽しんでもらう為に自分も楽しむこと。
先生の教えから、私がとても共感した内容を少しご紹介しますので、聞いてください。
人を幸せにしたければ、まず、自分も幸せになる必要がある。
自分が幸せでないのに、他人を幸せにすることはできない。
人を幸せにしたければ、人を幸せにする方法を考えるのと同じぐらい、自分を幸せにする方法を考えていかなければならない。すべてはつながっているから。
そして、幸せになろうと思わない限り、幸せになることはありえない。
人生思い通りにならないのではなく、思い通りにしかならないからと。
このような教えから、私は、息子を幸せにして、自分も幸せになる。そして、家族みんなが幸せになる。その思考法を探し、実践していこうと決心しました。
具体的には後ほどお話しします。
二つ目は、「一所懸命(いっしょけんめい)生きる」こと。
同様に、先生の教えを少しご紹介します。
一所懸命生きるとは、一(ひとつ)の所に命を掛けるぐらい頑張るということ。
一生懸命(いっしょうけんめい)でなく一所懸命(いっしょけんめい)である。
一生頑張ることではない。そう考えるとしんどくなる。
頑張るとは「今」と「ここ」を精一杯生きること。
人生の成功者とは、目の前に現れてくることに精一杯取り組んでいる人のことである。そのような人は楽しむことも精一杯楽しみ。遊ぶ時もおもいっきり遊んでいると。
人間は、今のままでよいとおもった瞬間から落ちていく。今のままでよいと思って、現状維持ができることは、実際にはない。なぜなら、世の中は生成発展し続けているから。精一杯取り組んで、初めて現状維持、或いは、少しだけ成長できると。
お恥ずかしい話ですが、崇仁が生まれるまで、本当に、怠慢な生活をしていました。
休日は昼過ぎまでだらだら寝ている。活動し始めるのは夕方から、結婚して2年ほど経っていましたが、旅行すら一度も行ったことはありませんでした。
仕事も自分なりには頑張っているつもりでしたが、当然、命を掛けるほどでもなく、頑張っている度合いが極めて低い状態でした。私は、小学校の卒業アルバムに、将来の夢として「平凡なサラリーマン」と書き込んでいましたが、まさにその通りの人生でした。
でも、崇仁が生まれて一変しました。崇仁は呼吸が苦しく、自由に動かない身体で、懸命に生きていました。わたしもそれに負けないように、一所懸命生きてみよう。一つのことに命を掛けるほど、生きてみようと。「そんなこと、すぐには出来ない」などと言わずに、とにかく、意識して努力していこうと決心しました。
三つ目は、「素直になる」こと。
同様に、ご紹介します。
素直になるとは、人の意見を素直に聴くこと。自分がもっている、「価値観・考え」を一旦おいて、他人のもっている高い価値観・考えで行動してみること。
素直になるということはイエスマンになることではない。
人間が判断、行動する原点となるものが、価値観である。人間は正しさで行動しているのではない。自分が信じていることを基準に行動している。
行動を変えるには、信じているものを変えなければならない。
だだ、やみくもに信じろといっているのではなく、信じるために疑問をもつ。そして、疑問が解けたら、自分がもっている、「価値観・考え」を一旦おいて、他人のもっている高い価値観・考えで行動してみること
そして、「できない」と決めつけないこと。人間は「できない」と決めた瞬間から、工夫したり、考えたりすることをやめてしまうから。
このようなことから、私は、人からのアドバイスや助言を「できない」と決めつけず、自分がもっている考えより、良いと思ったことは積極的に取り入れて試してみようと意識してきました。
以上が、「崇仁を幸せにするために」私が決心したことです。